オタクじゃないほうのブログ

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退職した

昨日退職した。

この会社で定年までやっていくのは絶対に無理だという強い確信があり、日々会社への憎しみを新たにしながら転職活動を乗り越え、ついに退社の日を迎えたがいざ迎えてみるとなかなか寂しいものだった。特に、私に目をかけてくれていた推し上司を悲しませてしまったのが本当に心苦しかった。

 

性別役割分業意識が根強く、呆れるほど年功序列であり、男尊女卑のケがあり、繁忙期には残業がアホ多く、評価制度がない。自分より遥かに金をもらっているはずの能力ヤバヤバ上司の尻拭いとマネジメントをしなければならなかった日々は本当に辛かった。適材適所という言葉をこの会社は知らねえのだなと思った。一番致命的だったのは私の持病が発症する条件が揃っていたところだったが。

 

私がいた部署は正社員で退職する人は年に一人いるかどうかってぐらいだったので、退職はおおごと感があり、それが嫌だった。この会社しか知らない、って人ばっかりなのも有り体に言えば世間知らず感があり閉鎖的で苦手だった。土地柄もあったと思うが。

もっとみんな気軽に退職し転職し、中途でばんばん人を取る流動的な職場のほうが私に向いているかも。まあそれはそれで問題はいろいろあるんだろうが。

 

退職間際になって人との交流が増えた。主に若手。

私は基本的に他者のことを「自分に『面白』を提供してくれるコンテンツ」と見ており、「信頼を培う」「心を開く」ってのがどういうことなのかよくわからない。また人間関係を継続させていくことについても今まであんまり熱心じゃなかったんだが、この年になってようやく「友達って、すばらしいな…!?」と感じるようになったので退職しても社で知り合った好き人間との関係は維持していきたいと思う。

スローガンは「人間関係メンテナンス」。友達ってほっといたらマジで消えるので。そして友達って素敵なもんなので。

 

最近、家族に対するコンプレックスが肥大してきている気がする。「家族と仲がいいエピ」を聞くと正直なところ一線引いてしまう。逆に言えば家族と仲悪い人間に対して親密さを覚える。

友達の結婚式に出て大感動した話って書いたっけ? 最近2回出たけどとにかく大感動した。愛し合う二人が家族になったところを見て。

愛し合う人間が家族になったところ見てなんであんなに感動したんだろう? 愛のある家族を知らないからですか? 私の家族関係が終わってるからですか? 私がセクシャルマイノリティだからですか?

多分私はめちゃくちゃ「家族」っつーものに憧れている。血縁じゃなくて愛で成り立ってる家族。愛を生むのは血縁じゃねえという強い信念がある。信念というか血が繋がってれば愛が生まれるっつーんなら私の家は何なんだよ。

こういう愚痴というか身の上話を誰かにしたい欲が最近高まっているが、他人の身の上話って聞かされても困るよな〜。私も興味ないし……。ココナラとかで金払って誰かに聞いてもらおうかな。

でもなんで身の上話を人に聞いてもらいたくなるんだろう。頑張ってるって誰かに認めてもらいたがってるのかな。