オタクじゃないほうのブログ

日記とか仕事のこととか

社会人になった途端友達減りすぎ

私みてえな広く浅く必然性のない交友関係を築いてきた人間は社会人になった途端マジで友達がいなくなります。

ただ、友達がいなくなったな〜という感覚はあるが実際的な支障は特にない。一人で趣味を生きるのが楽しすぎるから……

 

困るのはきっと老後だよな。

最近有吉佐和子の『恍惚の人』読んで暗い気持ちになった。話自体はすごく面白くて文体も読みやすく最後まですいすい読めたが、いかんせんテーマが認知症になった舅を介護する妻の話なので苦しかった。

あとジェンダー観とかの価値観がしばしばびっくりするぐらい古臭く(当時の常識なのだろうから別に「古い」わけではないんだろうが適当な言葉が浮かばなかった)不快で、この時代に生まれていなくてよかったと思った。「共稼ぎを認めない社是の会社」なんかに勤めたら早々に発狂する。

 

最近仕事でたくさん小説を読んでいる。手持ちの小説、小川洋子大江健三郎川上弘美太宰治三島由紀夫青山七恵なんかを会社に持って行って読んでいる。

大江健三郎『芽むしり仔撃ち』、10年ぶりぐらいに読んでるんだけどやっぱりおぞましい。描写がうまい。自然描写の美しさと汚さの非常に高度な拮抗具合、唯一無二感がある。私の中では村上龍平山夢明とやや近いカテゴリーに入るが、大江健三郎は…なんだろうな…美しいものがそばにあっても汚さが全く減退しないんだよな。村上龍は美しさが汚さを凌駕する瞬間があるが。でも大江健三郎は全然冊数読んでいないので最近の作品読んだらまた印象が変わるかもしれない。

 

 

ファイアーエムブレム風花雪月は神ゲーです。これまでの人生でやってきた中で一番おもしろいゲームと言っても過言でないと思う。ペーパーマリオとマリオストーリーも幼少期それぞれ3週ぐらいしたと思うがファイアーエムブレムはこの数ヶ月ですでに3週目だ……

 

風花雪月はマジの“天才”がシナリオライターをやっていると思います。このゲームでは主人公は士官学校の先生となり3つあるクラスのうち1クラスを受け持ってそこの生徒たちを育てていくんですが、ゲームの後半、自分が選ばなかった学級の生徒たちと戦争をすることになります。そして一人ずつ殺していくことになります。

 

大義のためと言いつつも侵略者側である帝国ルートのラスト、炎上する街のなかで元生徒アッシュを殺そうとしたとき、彼が「これ以上僕たちから何を奪おうって言うんですか!?」って叫んだ瞬間ほど「戦争」の罪深さとやるせなさについて考えたことはない。

シルヴァンとユーリスの支援会話を絶対見たいので無双も買いたい……