式を挙げる代わりにウェディングフォトを撮った。

写真を撮られるのは苦手なんだが、それゆえ(?)、こんな写真にしてほしい(こんな写真にはしないでほしい)という希望がはっきりとあった。
それで、いろんなスタジオのいろんなカメラマンのいろんな作例を見て、ここだ!と思ったスタジオで、この人だ!と思ったカメラマンさんに撮ってもらった。指名料4万円。安くはないが指名してよかったと思う。
「人間」じゃなくて「人間がいる風景」を撮ってほしい
まずはっきり言うと、私は自分の顔をあんまりはっきり撮ってほしくなかった。「人間の顔」じゃなくて、「人間のいる風景」を撮ってほしかった。ウェディングフォトなので、ウェディングっぽさは出しつつ(衣装を写しつつ)、遠景とか後ろ姿とか脚だけとか、そんな写真が多めに欲しかった。
それで、いろんなサイトを見て、「人間の顔」じゃなくて「空間」を撮っている作例の多いスタジオ&カメラマンを探した。
スタジオ提携のないフリーのカメラマンにお願いするのも考えたけど、その場合ドレスやヘアメイクも自分で手配しなければならない。手間と費用が半端なさそうだったため、今回はウェディングフォトプランのあるスタジオに依頼することにした。
でも今後、何かの記念日に、私服でそういうカメラマンさんに撮ってもらうのもありだなーと思う。
「空間を撮る」について、何を言いたいのか(読まなくていいです)
「人間の顔」じゃなくて「空間」を撮った写真を!というのが私の強い希望だったんだけど、夫は「全然違いがわからない」とのことだった。自分の思考の整理のためにも、個人的に思う「写真の種類」についてまとめてみる。
まず写真には、情報伝達の道具としての写真と、それ自体が「芸術作品」(目的)である写真とがありますね。
写真論について何も知らないので適切な表現がわからない。それでも私個人の感覚で言わせてもらうと、前者は「何か具体的な被写体を」「高画質で鮮明に」撮るもので、後者は「より広い空間や雰囲気のようなものを」撮って「鑑賞者になんらかの感情を起こさせる」ものだと思っている。後者ももちろん中心となる被写体はあるんだけど、それそのものを見せることが目的ではないというか……。
写真は基本的に景色をそのまま切り取るものだから、絵画に比べて上記2つの区別は難しい。アイドルの顔写真が前者、写真展に出されるようなものが後者、報道写真コンテストとかはその中間かな。
で、私は「自分の顔がはっきり写った写真」が欲しくなかった。見たくねえので。だから、被写体を鮮明に撮る前者じゃなくて、後者の方針で「雰囲気」を撮ったウェディングフォトにしてほしかったんですね。
具体的に言うと
- 人間が「風景の一部」になっている
- 人間の顔をメインにしない。むしろちゃんと写ってないほうがいい。遠景とか後ろ姿とか一部だけとか
- 陰影くっきり
- 季節感、温度、湿度が感じられる
↑こういう写真にしてほしかった。
伝わりますかね?
もっと言うと、写真には、カメラマンの独創性や美意識が入り込んでほしい。「私たち(新郎新婦)の写真」じゃなくて、「そのカメラマンの写真」が欲しかった。
本番前にカメラマンさんとの面談があったので、上記のようなことをなんとか伝えた。が、うまく説明できた自信がなかったため、「こんな雰囲気でお願いします!」と、過去その人が撮った写真やそれ以外の写真をたくさん送らせてもらった。
結果としては大満足だったので、私好みの写真を撮っているカメラマンさんを探して・指名して・細かく希望を出してよかった。こちゃこちゃした私の意図をくんでくださったカメラマンさん、本当にありがとうございます。
自宅の近所で撮った
ロケーションフォトとなると、海や花畑や美しい建物やといった定番スポットで撮る人が多いと思う。でも私は自宅マンション周辺で撮った。玄関前〜歩道橋〜公園〜最寄り駅って感じで。
理由としては、
- 絶景写真が好きではない。あまり共感されたことはないが、Windowsの壁紙みたいな、人けのない「世界の絶景」の写真が怖い。見てると不安になる。
- 逆に、路地裏や駅のホームなど、生活感のある風景写真が好き(人は写っていなくていい)
- 結婚の「瞬間」じゃなくて、「続いていく生活」を撮りたかった。ほかの人のウェディングフォトでも、家までの帰り道を一緒に歩いてる、みたいな写真がすげ〜好き。
- 多分いまのマンションに永住するわけじゃないので、引っ越したあとで「こんなとこ住んでたなぁ」って懐かしめる写真にしたかった(定番スポットには思い出が無い)。
家の周りで撮るの、よかったです。まず人が少ないからあんまり恥ずかしくない(むろん住んでいる場所によるが)。平日午前中に撮ったから公園も誰もいなかった。
入場料もいらないし、移動も楽だし、小物も自宅からすぐ持ち出せるしね。私は自分の自転車といっしょに撮った。行きつけのお店があればそこで撮るのも素敵(撮影許可は必要)。自宅周辺フォト、おすすめです。
衣装・小物
着たのは白のウェディングドレス一着。街なかを歩くということでスレンダー系。
白い服がそんなに好きじゃないしあんまり似合わないと思っているので、最初はカラードレスも候補だった。
でもいざ試着してみたら、白のドレスで「これいいじゃん!」なやつがあったので、それにした。テラコッタのカラードレスもかわいかったんだけど、サイズが合わなかった。
あと最初は和装も考えてたんだけど、似合わなかったのでやめた。もう少し年取ってから、結婚◯周年で取るのもいいよね。
タキシード選びのほうが時間かかった。ドレスはワンピースタイプだから一着選べばいいけど、タキシードは中のシャツやネクタイも選ぶから。ベスト着ける着けない、サスペンダー着ける着けないとかも。いろいろ試着させてもらって満足いくものになった。
ところで、ドレス代で結構もっていかれましたね。最初プラン料金見たときは割と安いじゃんって思ったけど、こうやってオプションオプションで高くなるんですな。式挙げる場合はもっとエグそう。
小物は、イヤリングと靴はお呼ばれ用に持ってたやつで(足が痛くなったから途中でスニーカーに替えた)、ヘッドドレスは楽天で買い、ブーケ&ブートニアはcreemaで購入した。生花と迷ったけど、枯れたり折れたりするのを気にしたくなかったから造花にした。写真で見る分には造花だと全然わからないので問題なし。今も玄関に飾っている。ブートニアは一輪挿しに挿して食卓に置いている。
あとはペチパンツ(だっけ?パンツの上に穿く薄い下着)とヌーブラか。ペチパンツはお呼ばれドレスといっしょに買ったやつ。ヌーブラは、背中が出るドレスで補正用下着(ビスチェ)が使えなかったため。わざわざ買ったけど今後つける機会はあるのだろうか?
初ヌーブラ、マジで谷間ができる(普通のブラに比べて)。肩紐もないし着脱もそんなに難しくなくてブラの代わりによくね??って思ったけど、これ、汗を一切吸わない。撮影終わってヌーブラ外したら汗がしっかりたまっていて驚いた。夏場だったらどうなってたんだ。
当日(背中がめちゃくちゃ焼けた)
4月末の平日午前中に撮影。
朝は少し小雨が降ってたけど、撮影始める前には止んだ。途中からは晴れ間も出て、曇り空と青空両方撮影できてお得だった。やや暑いとやや寒いを行ったり来たりする気候で、いい時期に撮影できたと思う。
当日は、スタジオでヘアメイクしてもらって衣装を着てから、タクシーで自宅へ向かった。別の車でカメラマンさん・ヘアメイクさん・アシスタントさんも来て、1時間半くらい?歩き回って撮影して終了。
楽しかったけど、思ってたより疲れた……。緊張もしてたのか、撮影終了後、スタジオに帰るタクシーのなかで爆睡。
ところで、私のドレスは背中がバッカリ空いてるやつだったんですが、バチクソに日焼けしました。背中にボディメイクはしてもらってたんだけど、日焼け止め効果は無かったのか、当日の夜寝ようとしたら背中が熱い!そしてめちゃくちゃかゆい!!!保冷剤敷いて寝た。帰宅後すぐシャワーとかで冷やさなかったことを後悔。まさかこんなことになるとは……。
なお、腕も出してたけどこっちは何にもなし。やっぱり焼け慣れてないところって日焼けに敏感なのか。普段露出しないところを露出させて外を歩き回るときは、日焼け止めを塗りましょう。あと焼けたらすぐ冷やそう。
アルバム
撮影したスタジオにアルバム作ってもらうこともできたけど、高い&あんまりカスタマイズできなさそうだったので、フジフイルムなどで作ることにした。Canvaでかなり自由にカスタマイズできる模様。
が、データ納品から一月以上経ってもまだ作れていない。
そろそろ作る。
お気に入りの写真は、横断歩道を二人で渡っているところを歩道橋の上から撮ってもらったやつなんですが、いかんせん周囲の景色が写り込みすぎており居住地が特定されるため載せられない。
ここまで読んでくださってありがとうございます。これから撮る人の参考になったら嬉しいです。